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町工場から脱却し、
製造業として新しい試みをする会社

馬場 慧 さん 2021年入社 品質保証部 製品検査課 課長

interview 01

田中医科器械製作所で働く理由

100年以上の伝統がありながらも
変化し続ける面白い会社です

幼少期からもの作りに興味があったので、今まで金属アクセサリーパーツの製造や、印刷版の製造など、主に製造業で働いていました。転職を考えたときに、もっと人に貢献できるものを作りたいと思うようになり、医療機器の製造をしている田中医科器械製作所を志望しました。
面接を受ける前は「単なる歴史のある町工場」というイメージでしたが、実際に面接に行くと、若くして出世している方が多くて会社全体も活力に溢れていて、そのギャップに驚きました。100年という伝統を守りながらも変化を恐れず挑戦し続けるスタンスと、「町工場から脱却し、製造業として新しい試みをしたい」という姿勢に惹かれて入社しました。
歴史ある会社で、ここまで貪欲に新しいことにチャレンジできる企業はあまりないと思います。

interview 02

現在のシゴト

不良品を見つけ出す
最終チェック部門

医療機関やお医者様に自信を持って製品をお届けするために、品質保証の文章制作、検査項目の制作、仕上がった製品の合否判定などをしていきます。
検査部門のミッションは「不良品を作らない、流出させない」ということ。製造業であれば、不良品が出てしまうこともあると思いますが、当社が扱っているのは医療器械です。不良品が流出すると、患者さんに健康被害を及ぼす可能性があるので、他の製品と比べると格段に気を遣わなければなりません。そのため、製品検査課全体でしっかりと、設計図通りの製品であるか、機能に問題はないか、錆がないか、傷はないか、溶接の継ぎ目に問題ないかを念入りにチェックしています。検査部門は最後の関所となる部門であるため責任の重い仕事だと思います。

interview 03

シゴトの難しさ・やりがい

医療機器の法律や規格を理解することと
チームでトラブルを解決する

もの作りに関してはある程度の知見はあるものの、医療機器をはじめて扱ったので、入社した当初は、医療機器産業に特化した品質マネジメントシステム(ISO 13485)に関する国際規格を覚えること、理解することに時間がかかりました。規格や法律は随時改訂・変更されますので、改訂・変更された新しいルールから逸脱しないように毎度真摯に向き合いながら検査項目や文書を作らなければならないところも、この仕事の難しさだと思います。
初めて規格に沿った手順書を制作した時は、知見のある先輩に相談しつつ、独学やトライアンドエラーでその都度勉強して形にしました。ルールに沿った完成度の高い手順書が作れた時は、とてもやりがいを感じます。

interview 04

今後の目標

不良品を出さない
会社の仕組みを構築していきたい

田中医科器械製作所は、入社時期や経験など関係なくフラットに評価してくれる環境だと思っていて、私は入社して半年ほどで主任、その4ヶ月後には課長という役職に抜擢していただきました。今はマネジメントする立場でもあるので、全てを自分でやろうと思わず、チームで分担し、必要であればフォローができるような体制を作っていきたいです。
また、個人的な目標としてデータ分析や測定結果を元に、製造部と共に工程改善を実施し、会社全体で不良品を出さないような仕組みを構築していきたいという想いがあります。将来的には、「総括製造販売責任者」「品質業務運営責任者」「安全管理責任者」のポジションについても勉強していければと思っています。

1日の働き方

interview
9:00
品質保証部の朝礼。納期、共有事項などを確認。
9:30
品質保証に関する情報収集。手順書の制作。
12:00
お昼休憩。コンビニで購入したお弁当を食べる。
13:00
検査の進捗確認。
14:00
検査業務 三次元測定機を使った測定。
16:00
トラブルがあればトラブル対応。
17:00
事務処理。
19:00
退社。