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医療器具製作所のノウハウを活用し、
唯一無二の製品を作る

岩船 晃久 さん 2021年入社 営業部 アプリケーションエンジニアユニット

interview 01

田中医科器械製作所で働く理由

一番惹かれたところは、歴史ある職人技術と環境

ものづくりに対する興味が小さい頃からありました。自身のアイデアを具現化できるスキルを身につけたいという思いから、大学卒業後は機械の意匠・機構設計などの仕事に従事してきました。しかし、これらの経験は大企業のため、仕事は細分化されており、自身が担当できる業務は限られていました。より企画から製造まで一貫した仕事をしたいという思いが強くなり、田中医科器械製作所への転職を決意しました。
当社では、職人の方々が持つすばらしい技術があります。例えば機械で簡単にできない形状のものに対して「こういう器具を作りたい」と午前中に相談したら、お昼休みが終わる頃には既に完成していることもあります。田中医科器械製作所は、医療器械の製造における独自のノウハウを活かし、唯一無二の製品を作り出すことが最大の魅力だと考えています。

interview 02

現在のシゴト

業務プロセスを最適化して、お客様へのサービスの向上を図る

当社では、販売している製品の特注品の設計を担当しています。特注品は、ウェブサイトに掲載されている製品とは異なり、お客様のオーダーメイドによって製造されるものです。

業務の流れとしては、まず営業担当者からの依頼を受け、3D化してデザインレビュー、仕様検討を行います。その後、生産技術や品質保証の担当者と協議し、製品化に落とし込んでいきます。
現在の目標は、仕事の効率を向上させることです。より迅速に製品化するために、時には3Dプリンターで出力した模型をお客様に提案し、進捗を促進することもあります。

仕事のスピードを上げることで、お客様により良いサービスを提供できるよう努力しています。

interview 03

シゴトの難しさ・やりがい

医療の知識を学びながら、製品をつくりあげる

田中医科器械製作所での仕事において、最も困難なことは医学の知識を身につけることです。私はもともと物理学科の出身であり、医療関係の学習経験はありませんでした。
さらに医療の手技は日々進化しているため、常に新しい知識を学び続けなければなりません。

知識の不足によって理解できない状況に直面しますが、お客様の意図を少しでも理解するため、解剖書や医学書を読みながら製品開発に取り組んでいます。苦労の分だけ、自分が設計したものが実際に職人の手によって具体的な形になった瞬間は、言葉では表現しきれないほどの喜びを感じます。

日々の勉強は困難な一面もありますが、チームメンバーとコミュニケーションを通じて製造に携わる楽しさや、将来の目標を意識しながら仕事に取り組むことがモチベーションになっています。

interview 04

今後の目標

製品開発のあらゆるステージに挑戦

入社当初から、製品開発の立ち上げから製造・納品までのプロセスに関わりたいという強い意欲をもっています。将来的には、開発プロジェクトのマネージャーとして多岐にわたる業務を担当したいと考えています。
現在は、必要なスキルや知識の不足を克服するため、積極的に学習をしています。
技術力や医療関係の知識はもちろんのこと、マーケティングや市場理解にも広範な分野でアンテナを張る必要があります。

幸いなことに、当社は歴史がある企業でありながら、柔軟な姿勢を持ち、個々の意見を尊重する環境があります。私が参加したいセミナーがあれば、積極的に参加する機会を与えてくれます。
この点も当社の魅力の一つだと思っています。

1日の働き方

interview
8:50
出社
9:00
朝礼
9:30
製品仕様検討の会議。
11:00
資料作成。
12:00
お昼休み。
13:00
資料作成、CAD、設計
16:00
DR(デザインレビュー)
16:30
資料作成、CAD、設計
17:30
退社